写真に洒落たタイトルを付ける為に俳句の学習をしましょう

写真にタイトルを付けるのに一苦労ですよね。 そこでフォトコン雑誌の「作品と俳句のコラボ」に興味を持っていました。 

俳句はご存知のように、散策などの途中で気が付いたことを五-七-五の十七文字に託して詠います。

写真にも通ずるものあると思い、少し俳句の学習をすることにしました。

作品に立派な俳句が付いていると、作品も一段と見栄えがするように感じました。 そしてタイトルも出来るようになる(はず)。

ネットで素人向けの初級講座を見つけましたので、備忘録代わりに残します。

① まず10級

  「まず何でもよいから5文字-7文字-5文字で20句作りなさい」と言うのが課題。 季語も気にしない。

  はい、出来ました。写真を見て作った20句。

1 朝もやに並びて語らふやいと花
2 風揺らぎポピー舞わせる立夏かな
3 紫陽花や色それぞれの立ち姿
4 百選も敵わぬ流れ塩川滝
5 桜より焼酎楽しむサラリーマン
6 梅の木の天に昇りしシルエット
7 散る薔薇の後を追いしマクロかな
8 つゆ草の紫の色輝けり
9 雨やんで色濃くなりしあじさいよ
10 名刹に華を添えるや岩たばこ
11 若葉揺れ足取り軽く東慶寺
12 路地裏に野良猫微睡む花の下
13 石庭の涼しさ詠んで明月院
14 菜の花や中に一輪赤ポピー
15 ルピナスの並びて空を指しにけり
16 紫陽花も そっと見守る 二人連れ
17 菜の花と相性良しはメジロかな
18 ウインザー泊まれば俺もVIP
19 石垣の中にひっそり雪ノ下
20 藤見ればそのまた奥に藤の花

10級は終了で、次回からは9級です。 早いな~。

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② 九級です。

文字の数え方を学びます。 拗音・長音・撥音・促音の文字数

拗音は:
「きゃ・きゅ・きょ」「しゃ・しゅ・しょ」「ちゃ・ちゅ・ちょ」「にゃ・にゅ・にょ」「ひゃ・ひゅ・ひょ」「みゃ・みゅ・みょ」「りゃ・りゅ・りょ」「ぎゃ・ぎゅ・ぎょ」「じゃ・じゅ・じょ」「びゃ・びゅ・びょ」「ぴゃ・ぴゅ・ぴょ」
  これらの 拗音を1字とします。商品(4文字)、チャンス(3文字)、九州(4文字)となります。 

文字として書く場合は外来語、カタカナならそのまま普段どうりに書きます。キャンデー、シャンプー、シューズ、のように。

ひらがなの拗音は小さい字ではなく大きい字で書きます。(例 ) ねこじやらし( 5音)、じゃは( じや )と書きます。ひょいと飛ぶ、も(ひよいと飛ぶ)( 5音)となります。

長音:伸ばす音のこと。「-」 これも1音。カレー(3音),トースト(4音)、クリーム(4音)

撥音:「ん」、「ン」のことでこれも1音として数えます。りんご(3音)マンゴー(4音)サンゴ(3音)。

促音:さっ、ぱっ、かっ、などつまる音のことで小さな字でも1音とかぞえます。書く時はカナは小さな字でひらがなの場合は大きな字で「つ」を書きます。「マッチ」、「コップ」、「去つて」(各3音)。「がつかり」(4音)

まとめると;
1.拗音:(しょうひん)の「しょ」は1音なので、全部で4音
2.長音:(カレーのー)は1音なのでカレーで3音
3.撥音:(ん)は1音
4.促音:(まったくの”っ”)も1音と数える。まったくで4音。コップも3音


練習問題、 次の音は何音でしょう?

(例) コーヒー( 4) 社長 ( 3)

A 病院、 B 圧倒 C 一発、D じゃんけん、E びっくり、F にゃんこ、G 滑稽、H 東京、I 勝手、J 焼酎、K ウイスキー、L 1等賞、M エレベーターガール、N ジャジャジャジャーン、O ラッキーチャンス

答え:

A(4)、B(4)、C(4)、D(4)、E(4)、F(3)、G(4)、H(4)、I(3)、J(4)、K(5)、L(6)、M(9)、N (6)、O(7)

これは二三間違えたけれど、段々分かってくるでしょう。

第9級 課題

1) 花の名前を入れて (例)桜、梅、チューリップ、菊、バラ、 等で10句作りましょう。
2)今回習った、拗音、長音、撥音、促音が入った句を 10句作って下さい。

③ 九級(続)

第9級 課題提出

1) 花の名前を入れて10句 <– 前回の句を流用。
1 朝もやに並びて語らふやいと花
2 風揺らぎポピー舞わせる立夏かな
3 紫陽花や色それぞれの立ち姿
4 桜より焼酎楽しむサラリーマン
5 梅の木の天に昇りしシルエット
6 つゆ草の紫の色輝けり
7 雨やんで色濃くなりしあじさいよ
8 名刹に華を添えるや岩たばこ
9 ルピナスの並びて空を指しにけり
10 紫陽花のそっと見守る二人連れ

2)今回習った、拗音、長音、撥音、促音が入った句を10句
1 先に咲くルピーの兄はかしこけれ (長音)
2 トーサンとカーサンいつも夏休み (長音)
3 マンゴーの食べごろ待って昼寝かな (長音)
4 もじゃもじゃのあごひげ伸ばす家のヤギ (拗音)
5 さっぱりと髭剃り後にレモン喰い  (促音)
6 夕立のサッと降りやみいさぎよし  (促音)
7 コンコンと大雪楽し子供らは    (撥音)
8 ドンドンと耳に響くは盆踊り    (撥音) 
9 純朴と言われて嬉しい一年生    (拗音)
10 ヒューヒューと木枯らし吹き抜く安普請 (拗音、長音、字余り)

九級を勝手に卒業。 次回は八級に挑戦!

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④ 八級 

  今回は・字余り・字足らず・句またがり・自由律・について学びます。 説明は不要ですね。

  10句作りましょう。

  作例:字余り、時足らず、句またがり

  1 朝顔の白きラッパの清々しさ (下5 字余り)
  2 雨ガエル飛び出せ飛びせ大雨だ (中7 字余り)
  3 分け入ればシーンとした秋の暮れ (中7 字足らず)
  4 北公園クマガイ桜咲きにけれ (上5 字余り)
  5 ダッチアイリス眩しけれ (自由句)
  6 入梅と言われて毎日カンカン照り (中7、下5 字余り)
  7 句あれば楽あり (自由句)
  8 撮影地三脚伸ばして撮りもせず (中7 字余り)
  9 短歌と比べし俳句あり (字不足、句またがり)
  10 撮れども撮れども逃げ行く野菊かな (変調)

枯枝に烏のとまりたるや秋の暮れ - 芭蕉
もりもり盛りあがる雲へあゆむ - 山頭火の辞世の句

と何でも俳句と呼んでもいいそうです。 他の人が認めるかどうかは別の問題。

これで八級卒業です(いいんです、自分で決めるのですから)。

七級は「季語重なり」を勉強します。 そしてその意味を理解して、複数季語を入れ句を作ります。
入梅や季語重なり強いられて。

段々難しくなってきました。

自分一人で楽しむ写真みたいなものですね。 

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⑤ 七級 「季重なり」

「季重なり」とは 俳句は一句に一季語とされています。 普通は一句の中で二つ以上の季語を入れない様にします。

季重なりの形態は
1) 同じ季節の季語を複数使う
2) 異なる季節の季語を複数使う
3) 1)と2)が混在しているもの 
とがあります。

目には青葉山ホトトギス初鰹 - 素堂

夏の季語が「青葉」「山ホトトギス」「初鰹」と三つの季語が入っています。こんな有名な句もあります。

「季重なり」がなぜ問題となるかと言うと、季節への景感・焦点が分散して散漫になったり主題もかすんでくるおそれがあるからです。 この辺は写真の主題にも似た感じしますね。

季節はゆっくりと移っていくので、季重なりも自然の結果ともいえます。「季重なり」の他「季移り」という言葉もあります。これは春夏秋冬の言葉をつかい、四季のどれに置き換えても、その季節に成り立ってしまう句のことをいいます。 初心者はまず季語の数にこだわらず、瞬間を捉える日記の様に数を作りましょう。

無料俳句講座 7級 季重なり 

くまさんの作例

1 夏休み子供ら遊ぶスキー場 (夏、冬)
2 女郎花男郎花並びて華やか植物園 (秋、秋)
3 七沢の桜見て泣く古だぬき (春、秋)
4 キタキツネ春衣捨て身も軽く (冬、春)
5 張り替へし網戸の穴探す虫 (夏、夏)
6 田植へ終え没一探す秋の空 (夏、秋)。最近は”没一”なんていう言葉も出て来たようです。 
7 花風に畳んだ炬燵出しにけり (春、冬)
8 蓮開き阿弥陀仏も昼寝かな (夏、夏)
9 ましら酒探し求めて山笑ふ (秋、春)。猿が作った酒らしい。
10 鴉の子猫の子のエサ狙う昼下がり (夏、春)

と無理やり10句作りました。どれが季語が良く分かりませんので、季重なりなどいつもあり得ます。

これで7級は卒業。 次はどんな課題が出るかまだ分かりませんが、100句作れとか!!!

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⑥ 六級 切れ字を入れて100句作る。

切れ字とは;
 切れを生み出す「かな」「や」「けり」の三つの語。音調を整える役割もあります。
 「かな」は末尾に使われることが多く、感動、詠嘆を表します。
 「や」は上の句に使われることが多く、詠嘆や呼びかけを表します。
 「けり」は末尾に使われることが多く、断言するような強い調子を与えます。また、過去を表す助動詞であることから、過去の事実を断定するような意味合いを与えます。  

切れ字は、季語・定型とともに俳句の個有性をつくる重要な基本技法です。
「切れ」とは一句のなかに言い切る箇所を設けることで、余韻、余情、音律(リズム)が生まれます。
「切れ字」とは一句の中に実質的に切れをもたらす言葉の事で、「や」「かな」「けり」などがその代表です。

と、ものの本には出てました。それでは以上を頭に置いて100句作りましょう。

丸一日掛かりました。

季語は何かなと考えるのは、写真でメインの被写体、すなわち主役を見つけることと同じだなと思えてきました。

1 裏山や登りて見渡すその高さ
2 狛犬や我が家を硬く守るかな
3 突風やポチの邸宅飛ばすかな
4 朝霧や山林まだらに染めるかな
5 モニターや色は違えど花は咲く
6 雨傘や晴れても降っても赤い色
7 夕暮れやマジックアワーを創るなり
8 静けさや更に静けさ煽るなり
9 盆暮れやたまにはなんか来ないかな
10 デパートや新商品の展示場

11 紫陽花や触れれば落ちぬ道の端
12 光芒や万緑に入りてアクセント
13 石山や鉄橋見下ろす撮影地
14 大川や鯉や鰌を養いて
15 青蔦や簾代わりの役目して
16 田植機や人力植機を凌駕する
17 猫の手や日曜百姓喜びて
18 五月雨や今年の渇水遠のきて
19 裏山やこれでも自慢のおらが山
20 わが友や我を助ける夢の中

21 ふるさとや遠くにありて思うかな
22 羽衣や松を見れば目に浮かぶ
23 かわさぎや望遠レンズのターゲット
24 星空や見上げてごらん天の川
25 幾年も重ねて思う恩師かな
26 冬の日にまだ見ぬ孫の思いかな
27 白い雨蛙幸せ呼んでくれるなり
28 雛壇や昔の思い駆け巡る
29 教室や思いで残る鬼先生
30 桜餅や妻は我好みを知っており

31 断捨離やこだわり一品捨てられぬ
32 被写体の狙い探して迷いけり
33 遠浅の海を撮りて帰りけり
34 三脚の足を延ばして撮りにけり
35 よろよろと朝起きしシニアかな
36 梅の木や姿見えずに鶯鳴く
37 石垣に小さき小花や春のつゆ
38 山茶花や咲きてバラバラ落ちるなり
39 夏の月風の通い路照らすなり
40 菜の花や風に踊りてみぎひだり

41 涼しさやせんす彩る芸子かな
42 賄い茶仲間輪になるやお昼時
43 ジャガイモやアイダホ味を思い出し
44 車いす乗り手を思うや今の僕
45 茂れるや藪の深きを猫が行く
46 満月や今日の月見は楽しそう
47 愛犬や彼が道守りて先に逝く
48 紅色の花びら浮かして花茶かな
49 新製品懐思って我慢なり
50 山寺や雨に降られて宿泊所

51 殿様や家来の言い分聞くだろか
52 池の蓮牛蛙は転げ落ち
53 春雪や掬い取る間のひと時よ
54 うたた寝や知らずに着ている割烹着
55 焼夷弾潜りて春野を駆け巡る
56 軍隊の傍の生まれは不幸かな
57 真っすぐな道に真っすぐな並木かな
58 正月やいつもの静かさ守りつつ
59 爺さんの古い帽子や俺貰う
60 電柱の張り紙悲し選挙あと

61 古時計柱が終の棲家なり
62 文学やわが身を守る武器になり
63 夏の日や曜日の感覚失くしてる
64 向日葵や夏の日照りを独り占め
65 幼稚園今日は休みか静かなり
66 三毛猫や母さんの十八番唸るなり
67 余生とは覚めること事なき朝寝かな
68 永遠の愛を誓いし二人かな
69 思い出や楽しきことのみ多かりき
70 母の日や子供のギフトまた嬉し
71 父の日や子供にギフト強要し
72 墓参り誰が最初に入るやら
73 春の日や犬の散歩の長閑さよ
74 さらさらと流れる小川や春の風
75 自衛隊国を守るや若者が
76 極寒や家族思いて鮭漁業
77 南海に浮かぶ孤島やモンスーン
78 旅に出るシニア二人や春模様
79 今日も又楽しやランチ探すかな
80 隧道や街を隔てて淋しそう

81 若鮎の川を色付け上るかな
82 子の家に泊まりて見える躾かな
83 草取りや腰の痛みに三十度
84 子雀や親の目盗み精米所
85 白梅や登る枝ぶり龍すがた
86 春浅し蛇も蛙もまだ起きぬ
87 露天風春の野にあり絶景かな
88 母の忌や忘れたころに思い出し
89 土手に咲く一輪草を摘みにけり
90 いぬふぐり草に埋もれて休みけり

91 海風や松の枝にも吹きにけり
92 着ぶくれて足踏み外す階段かな
93 稲妻の暫しの光や窓の雪
94 倒木や森の回生引き立てて
95 物言えば唇寒しや秋の風
96 町内のマイク案内侘しけれ
97 花見れば名をば見つけて嬉しけれ
98 歳時記の季語を探すやカメラマン
99 初場所や期待の新人活躍し
100 最終の俳句作りて朝寝かな

駄作でも一応100句全部書いてみました。

次の五級からは稿を新たにしてアップします。

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