写真タイトル用に「俳句事始め」

写真にタイトルを付けるのに一苦労ですよね。 写真のタイトルとしたは、写っていることの説明みたいなものでは意味がないし、撮った人の思いがその写真から想像できるようなものが良いと言われております。 

そこでまず俳句の作り方から始めることに致しました。

数年前のネットで素人向けの初級講座を見つけました(勿論無料)。 

備忘録代わりに書いてます。 

① まず10級

  「まず何でもよいから5字-7字-5字で20句作りなさい」と言うのが課題。 季語も気にしない。

  はい、出来ました。写真を見て即興で作った20句。

1 朝もやに並びて語らふやいと花
2 風揺らぎポピー舞わせる立夏かな
3 紫陽花や色それぞれの立ち姿
4 百選も敵わぬ流れ塩川滝
5 桜より焼酎楽しむサラリーマン
6 梅の木の天に昇りしシルエット
7 散る薔薇の後を追いしマクロかな
8 つゆ草の紫の色輝けり
9 雨やんで色濃くなりしあじさいよ
10 名刹に華を添えるや岩たばこ
11 若葉揺れ足取り軽く東慶寺
12 路地裏に野良猫微睡む花の下
13 石庭の涼しさ詠んで明月院
14 菜の花や中に一輪赤ポピー
15 ルピナスの並びて空を指しにけり
16 紫陽花も そっと見守る 二人連れ
17 菜の花と相性良しはメジロかな
18 ウインザー泊まれば俺もVIP
19 石垣の中にひっそり雪ノ下
20 藤見ればそのまた奥に藤の花

10級は終了で、次回からは9級です。 早いな~。 

 

② 九級です。


文字の数え方を学びます。 拗音・長音・撥音・促音の文字数

拗音は:
「きゃ・きゅ・きょ」「しゃ・しゅ・しょ」「ちゃ・ちゅ・ちょ」「にゃ・にゅ・にょ」「ひゃ・ひゅ・ひょ」「みゃ・みゅ・みょ」「りゃ・りゅ・りょ」「ぎゃ・ぎゅ・ぎょ」「じゃ・じゅ・じょ」「びゃ・びゅ・びょ」「ぴゃ・ぴゅ・ぴょ」
  これらの 拗音を1字とします。商品(4文字)、チャンス(3文字)、九州(4文字)となります。 

文字として書く場合は外来語、カタカナならそのまま普段どうりに書きます。キャンデー、シャンプー、シューズ、のように。

ひらがなの拗音は小さい字ではなく大きい字で書きます。(例 ) ねこじやらし( 5音)、じゃは( じや )と書きます。ひょいと飛ぶ、も(ひよいと飛ぶ)( 5音)となります。

長音:伸ばす音のこと。「-」 これも1音。カレー(3音),トースト(4音)、クリーム(4音)

撥音:「ん」、「ン」のことでこれも1音として数えます。りんご(3音)マンゴー(4音)サンゴ(3音)。

促音:さっ、ぱっ、かっ、などつまる音のことで小さな字でも1音とかぞえます。書く時はカナは小さな字でひらがなの場合は大きな字で「つ」を書きます。「マッチ」、「コップ」、「去つて」(各3音)。「がつかり」(4音)

まとめると;
1.拗音:(しょうひん)の「しょ」は1音なので、全部で4音
2.長音:(カレーのー)は1音なのでカレーで3音
3.撥音:(ん)は1音
4.促音:(まったくの”っ”)も1音と数える。まったくで4音。コップも3音

練習問題、 次の音は何音に読むか(  )に書き込みましょう。

練習問題、 次の音は何音に読むか(  )に書き込みましょう。
(例) コーヒー( 4) 社長 ( 3)
A 病院、 B 圧倒 C 一発、D じゃんけん、E びっくり、F にゃんこ、G 滑稽、H 東京、I 勝手、J 焼酎、K ウイスキー、L 1等賞、M エレベーターガール、N ジャジャジャジャーン、O ラッキーチャンス

答え:
A(4)、B(4)、C(4)、D(4)、E(4)、F(3)、G(4)、H(4)、I(3)、J(4)、K(5)、L(6)、M(9)、N (6)、O(7)

これは二三間違えたけれど、段々分かってくるでしょう。

第9級 課題
1) 花の名前を入れて (例)桜、梅、チューリップ、菊、バラ、 等で10句作りましょう。
2)今回習った、拗音、長音、撥音、促音が入った句を 10句作って下さい。

次回までに作りま~す。

 

③ 九級(続)

第9級 課題提出

1) 花の名前を入れて10句 <– 前回の句を流用。
1 朝もやに並びて語らふやいと花
2 風揺らぎポピー舞わせる立夏かな
3 紫陽花や色それぞれの立ち姿
4 桜より焼酎楽しむサラリーマン
5 梅の木の天に昇りしシルエット
6 つゆ草の紫の色輝けり
7 雨やんで色濃くなりしあじさいよ
8 名刹に華を添えるや岩たばこ
9 ルピナスの並びて空を指しにけり
10 紫陽花のそっと見守る二人連れ

2)今回習った、拗音、長音、撥音、促音が入った句を10句
1 先に咲くルピーの兄はかしこけれ (長音)
2 トーサンとカーサンいつも夏休み (長音)
3 マンゴーの食べごろ待って昼寝かな (長音)
4 もじゃもじゃのあごひげ伸ばす家のヤギ (拗音)
5 さっぱりと髭剃り後にレモン喰い  (促音)
6 夕立のサッと降りやみいさぎよし  (促音)
7 コンコンと大雪楽し子供らは    (撥音)
8 ドンドンと耳に響くは盆踊り    (撥音) 
9 純朴と言われて嬉しい一年生    (拗音)
10 ヒューヒューと木枯らし吹き抜く安普請 (拗音、長音、字余り)

九級を勝手に卒業。 次回は八級に挑戦!

 

④ 八級 

  今回は・字余り・字足らず・句またがり・自由律・について学びます。 説明は不要ですね。

  10句作りましょう。

  作例:字余り、時足らず、句またがり

  1 朝顔の白きラッパの清々しさ (下5 字余り)
  2 雨ガエル飛び出せ飛びせ大雨だ (中7 字余り)
  3 分け入ればシーンとした秋の暮れ (中7 字足らず)
  4 北公園クマガイ桜咲きにけれ (上5 字余り)
  5 ダッチアイリス眩しけれ (自由句)
  6 入梅と言われて毎日カンカン照り (中7、下5 字余り)
  7 句あれば楽あり (自由句)
  8 撮影地三脚伸ばして撮りもせず (中7 字余り)
  9 短歌と比べし俳句あり (字不足、句またがり)
  10 撮れども撮れども逃げ行く野菊かな (変調)

枯枝に烏のとまりたるや秋の暮れ - 芭蕉
もりもり盛りあがる雲へあゆむ - 山頭火の辞世の句

と何でも俳句と呼んでもいいそうです。 他の人が認めるかどうかは別の問題。

これで八級卒業です(いいんです、自分で決めるのですから)。

七級は「季語重なり」を勉強します。 そしてその意味を理解して、複数季語を入れ句を作ります。

入梅や季語重なり強いられて、段々難しくなってきました。

自分一人で楽しく写真みたいなものですね。

⑤ 七級 「季重なり」

「季重なり」とは 俳句は一句に一季語とされています。 普通は一句の中で二つ以上の季語を入れない様にします。

季重なりの形態は
1) 同じ季節の季語を複数使う・
2) 異なる季節の季語を複数使う・
3) 1)と2)が混在しているもの・ 
とがあります。

目には青葉山ホトトギス初鰹 - 素堂

夏の季語が「青葉」「山ホトトギス」「初鰹」と三つの季語が入っています。こんな有名な句もあります。

「季重なり」がなぜ問題となるかと言うと、季節への景感・焦点が分散して散漫になったり主題もかすんでくるおそれがあるからです。 この辺は写真の主題にも似た感じしますね。

季節はゆっくりと移っていくので、季重なりも自然の結果ともいえます。「季重なり」の他「季移り」という言葉もあります。これは春夏秋冬の言葉をつかい、四季のどれに置き換えても、その季節に成り立ってしまう句のことをいいます。 初心者はまず季語の数にこだわらず、瞬間を捉える日記の様に数を作りましょう。

無料俳句講座 7級 季重なり 

くまさんの作例

1 夏休み子供ら遊ぶスキー場 (夏、冬)
2 女郎花男郎花並びて華やか植物園 (秋、秋)
3 七沢の桜見て泣く古だぬき (春、秋)
4 キタキツネ春衣捨て身も軽く (冬、春)
5 張り替へし網戸の穴探す虫 (夏、夏)
6 田植へ終え没一探す秋の空 (夏、秋)。最近は”没一”なんていう言葉も出て来たようです。 
7 花風に畳んだ炬燵出しにけり (春、冬)
8 蓮開き阿弥陀仏も昼寝かな (夏、夏)
9 ましら酒探し求めて山笑ふ (秋、春)。猿が作った酒らしい。
10 鴉の子猫の子のエサ狙う昼下がり (夏、春)

と無理やり10句作りました。どれが季語が良く分かりませんので、季重なりなどいつもあり得ます。

これで7級は卒業。 次はどんな課題が出るかまだ分かりませんが、100句作れとか!!!

 
 

⑥ 六級 切れ字を入れて100句作る。

切れ字とは;
 切れを生み出す「かな」「や」「けり」の三つの語。音調を整える役割もあります。
 「かな」は末尾に使われることが多く、感動、詠嘆を表します。
 「や」は上の句に使われることが多く、詠嘆や呼びかけを表します。
 「けり」は末尾に使われることが多く、断言するような強い調子を与えます。また、過去を表す助動詞であることから、過去の事実を断定するような意味合いを与えます。  

切れ字は、季語・定型とともに俳句の個有性をつくる重要な基本技法です。
「切れ」とは一句のなかに言い切る箇所を設けることで、余韻、余情、音律(リズム)が生まれます。
「切れ字」とは一句の中に実質的に切れをもたらす言葉の事で、「や」「かな」「けり」などがその代表です。

とものの本には出てました。それでは以上を頭に置いて100句作りましょう。

丸一日掛かりました。

季語は何かなと考えるのは、写真でメインの被写体、すなわち主役を見つけることと同じだなと思えてきました。

1 裏山や登りて見渡すその高さ
2 狛犬や我が家を硬く守るかな
3 突風やポチの邸宅飛ばすかな
4 朝霧や山林まだらに染めるかな
5 モニターや色は違えど花は咲く
6 雨傘や晴れても降っても赤い色
7 夕暮れやマジックアワーを創るなり
8 静けさや更に静けさ煽るなり
9 盆暮れやたまにはなんか来ないかな
10 デパートや新商品の展示場

11 紫陽花や触れれば落ちぬ道の端
12 光芒や万緑に入りてアクセント
13 石山や鉄橋見下ろす撮影地
14 大川や鯉や鰌を養いて
15 青蔦や簾代わりの役目して
16 田植機や人力植機を凌駕する
17 猫の手や日曜百姓喜びて
18 五月雨や今年の渇水遠のきて
19 裏山やこれでも自慢のおらが山
20 わが友や我を助ける夢の中

21 ふるさとや遠くにありて思うかな
22 羽衣や松を見れば目に浮かぶ
23 かわさぎや望遠レンズのターゲット
24 星空や見上げてごらん天の川
25 幾年も重ねて思う恩師かな
26 冬の日にまだ見ぬ孫の思いかな
27 白い雨蛙幸せ呼んでくれるなり
28 雛壇や昔の思い駆け巡る
29 教室や思いで残る鬼先生
30 桜餅や妻は我好みを知っており

31 断捨離やこだわり一品捨てられぬ
32 被写体の狙い探して迷いけり
33 遠浅の海を撮りて帰りけり
34 三脚の足を延ばして撮りにけり
35 よろよろと朝起きしシニアかな
36 梅の木や姿見えずに鶯鳴く
37 石垣に小さき小花や春のつゆ
38 山茶花や咲きてバラバラ落ちるなり
39 夏の月風の通い路照らすなり
40 菜の花や風に踊りてみぎひだり

41 涼しさやせんす彩る芸子かな
42 賄い茶仲間輪になるやお昼時
43 ジャガイモやアイダホ味を思い出し
44 車いす乗り手を思うや今の僕
45 茂れるや藪の深きを猫が行く
46 満月や今日の月見は楽しそう
47 愛犬や彼が道守りて先に逝く
48 紅色の花びら浮かして花茶かな
49 新製品懐思って我慢なり
50 山寺や雨に降られて宿泊所

51 殿様や家来の言い分聞くだろか
52 池の蓮牛蛙は転げ落ち
53 春雪や掬い取る間のひと時よ
54 うたた寝や知らずに着ている割烹着
55 焼夷弾潜りて春野を駆け巡る
56 軍隊の傍の生まれは不幸かな
57 真っすぐな道に真っすぐな並木かな
58 正月やいつもの静かさ守りつつ
59 爺さんの古い帽子や俺貰う
60 電柱の張り紙悲し選挙あと

61 古時計柱が終の棲家なり
62 文学やわが身を守る武器になり
63 夏の日や曜日の感覚失くしてる
64 向日葵や夏の日照りを独り占め
65 幼稚園今日は休みか静かなり
66 三毛猫や母さんの十八番唸るなり
67 余生とは覚めること事なき朝寝かな
68 永遠の愛を誓いし二人かな
69 思い出や楽しきことのみ多かりき
70 母の日や子供のギフトまた嬉し
71 父の日や子供にギフト強要し
72 墓参り誰が最初に入るやら
73 春の日や犬の散歩の長閑さよ
74 さらさらと流れる小川や春の風
75 自衛隊国を守るや若者が
76 極寒や家族思いて鮭漁業
77 南海に浮かぶ孤島やモンスーン
78 旅に出るシニア二人や春模様
79 今日も又楽しやランチ探すかな
80 隧道や街を隔てて淋しそう

81 若鮎の川を色付け上るかな
82 子の家に泊まりて見える躾かな
83 草取りや腰の痛みに三十度
84 子雀や親の目盗み精米所
85 白梅や登る枝ぶり龍すがた
86 春浅し蛇も蛙もまだ起きぬ
87 露天風春の野にあり絶景かな
88 母の忌や忘れたころに思い出し
89 土手に咲く一輪草を摘みにけり
90 いぬふぐり草に埋もれて休みけり

91 海風や松の枝にも吹きにけり
92 着ぶくれて足踏み外す階段かな
93 稲妻の暫しの光や窓の雪
94 倒木や森の回生引き立てて
95 物言えば唇寒しや秋の風
96 町内のマイク案内侘しけれ
97 花見れば名をば見つけて嬉しけれ
98 歳時記の季語を探すやカメラマン
99 初場所や期待の新人活躍し
100 最終の俳句作りて朝寝かな

駄作でも一応100く全部書いてみました。


お疲れ様。 5級はどんな課題かな?

 

⑦ 五級 

「取り合わせ」をテーマに学ぶ。

”取り合わせ”、又は”配合”とは一句の中に二つの素材、題材を効果的に配合して相互に”映りあわせ” ”響きあわせ”をさせることにより句趣をうまくかもしだす方法です。

この方法は一般的に「取り合わせ」「配合」と呼ばれていますが、他に「つけあわせ」「あしらい」「掛け合い」「モンタージュ」「二物衝撃」などと呼ばれており共通した性格をもっています。大きく捉えればどの言い方でもかまいません。

「不思議な取り合わせ」 「意外で思いがけない取り合わせ」 「なるほどと感じる取り合わせ」 などを使うとその作品に魅力が生まれます。
逆に言えば、ありきたりの句というものは、つまらないものとなります。 しかし、あまり意外性を狙いすぎると意味不明になる場合もあります。
ありきたりのつまらない句の中に、”つきすぎ”と言う言葉が有りますがこれは「即きすぎ」と書きます・・・これは次回にしましょう。

取り合わせの句を見てみましょう。 有名な句から
”鰯雲人に告ぐべきことならず”  加籐しゅうそん   季語(秋)=鰯雲 
  ”鰯雲”と”人に告げない”という二つの素材を配合した句です。  
では季語”鰯雲”を使った取り合わせの句をみてみましょう。・・・・・

 ”立てかけし サーフボードや 鰯雲 ”      大森 まり子
   (アートな感じが良いですね・)
 ”パスポート いまだ持たずに 鰯雲 ”      戸田 円三 
 ”マラソンの 列のつらなり 鰯雲 ”       佐々木 茂子
 ”鰯雲 骨董市の 藍の皿 ”           稲村 眉子 
 ”少年の 鞄に未来 鰯雲 ”           松井 加芳  
   ( カバンの中に、少年の未来につながるたくさんの物がつまっていそうです。)

  「取り合わせ」の感覚がつかめたでしょうか?・・・ 
    100句つくれば 「取り合わせ」の楽しさが解ります。 へたでも良いからやってみましょう。・・・

と説明にはありました。 頭では理解できますが、作るのは別です。 吟行してきます。

二三作りましたが、「一物仕立て」とごっちゃになってます。

 

⑧ 五級(続)「取り合わせ」をテーマに学ぶ。

”取り合わせ”、又は”配合”とは一句の中に二つの素材、題材を効果的に配合して相互に”映りあわせ” ”響きあわせ”をさせることにより句趣をうまくかもしだす方法です。

この方法は一般的に「取り合わせ」「配合」と呼ばれていますが、他に「つけあわせ」「あしらい」「掛け合い」「モンタージュ」「二物衝撃」などと呼ばれており共通した性格をもっています。大きく捉えればどの言い方でもかまいません。

「不思議な取り合わせ」 「意外で思いがけない取り合わせ」 「なるほどと感じる取り合わせ」 などを使うとその作品に魅力が生まれます。

逆に言えば、ありきたりの句というものは、つまらないものとなります。 しかし、あまり意外性を狙いすぎると意味不明になる場合もあります。

ありきたりのつまらない句の中に、”つきすぎ”と言う言葉が有りますがこれは「即きすぎ」と書きます・・・これは次回にしましょう。

取り合わせの句を見てみましょう。 有名な句から
”鰯雲人に告ぐべきことならず”  加籐しゅうそん   季語(秋)=鰯雲 
  ”鰯雲”と”人に告げない”という二つの素材を配合した句です。  

では季語”鰯雲”を使った取り合わせの句をみてみましょう。・・・・・

 ”立てかけし サーフボードや 鰯雲 ”      大森 まり子
   (アートな感じが良いですね・)
 ”パスポート いまだ持たずに 鰯雲 ”      戸田 円三 
 ”マラソンの 列のつらなり 鰯雲 ”       佐々木 茂子
 ”鰯雲 骨董市の 藍の皿 ”           稲村 眉子 
 ”少年の 鞄に未来 鰯雲 ”           松井 加芳  
   ( カバンの中に、少年の未来につながるたくさんの物がつまっていそうです。)

  「取り合わせ」の感覚がつかめたでしょうか?・・・ 

    100句つくれば 「取り合わせ」の楽しさが解ります。 へたでも良いからやってみましょう。

以上がテキストの説明です。頭では理解できますが、作るのは別です。 


俳句の本で調べたら、
1.最初に俳句のタネとなる中7+下5を作る。最初に季語(上5)を作ると素人はそれに引きずられて、どうしてもその状態を説明するようになる。
  ここは写真でも同じで、最初は説明的なものを撮りがちですね。
2.次に1の12音に合う季語を探す。 語彙不足は承知の上、歳時記で探しましょう。
とあります。 まだ良く分かりませんが、有名作例を参考にやってみましょう。 

これも100句だって。「句あれば苦あり」だね。

1 新製品出れば正月待ちきれず 
2 山鳩のホーホー鳴くや夜寒かな
3 つつじ咲く丘に登りてお弁当
4 寒空や今夜の月も淋しそう
5 秋風や君は見たのか我が財布
6 七夕や帰宅時にも胸を張り
7 ホタル狩り頭の中は多重撮り
8 年の暮れ友人見舞う養老院
9 木枯に吹かれて起きるピントずれ  
10 前席に座る生徒に桜咲く

今回は一度に100句は無理なので、一日十句の予定で作ってみます。

 

⑨ 五級(続) 

11 真夏日や浅井戸枯れる頃になり
12 田畑の実りを狙う鹿二頭
13 今月の物価の値上がり師走かな  
14 蓮の花いつも見ているカレンダー 
15 夏の風初めて聞くや取り合わせ
16 メロン見て夕張の友思い出し
17 春の風国旗掲げる愛国者
18 わらべ歌ミミズ這い出す田舎道
19 満月に思いを託す転職者
20 除夜の鐘第九歌えば妻が居て

 

⑩ 五級(続) 6/16

「取り合わせ」について調べて見ると、いろいろありますが次のような作例がありました。

風鈴の空は荒星ばかりなり — 風鈴と荒星には何の連絡もなく独立したニ物である。 とは言え、感覚の世界では結びつくのである 云々  ・・・なんのこっちゃ(Tak)

写真で言う構図の後付け解釈を聞いているようです。 要は、バランスが取れてればよい、と解釈して進むことにします。

まぁ出来るだけ、季語と他の12音は無関係のニ物を選んで作句してみますけど。 

21 秋風や定年迎えハローワーク
22 去年今年思いたることまた同じ
23 紅葉や散策楽し友がいる
24 白飛びや見上げて眩しい青い空
25 猫の子にカメラ出すなり逃げられて
26 夏風邪や花の水やり上の空
27 逃げ水や景色も揺れてピンボケに
28 秋の夜や友が居て酒があり
29 花見宴いずこに妻は座りしや
30 春の空見知らぬ花を見つけたり

 

⑪ 五級(続) 

「取り合わせ句」の作り方を大分読みましたが、季語と離れすぎでも付きすぎでもいけないらしい。 その辺は教える方も心得ているようで、兎に角沢山作りなさいと言っております。

沢山撮りなさいと同じで、間違えても構わないと言う事ですね。

31 秋風や夜なべの俳句これ一つ
32 母の日や犬も喜び尻尾振る
33 父の日や子供も義理をわきまえる
34 春の宴一人で作り一人食う
35 天の川大海原に一人行く
36 夏に行く天橋立新世界
37 ホトトギス物干し竿売る声に似て
38 期限切れ缶詰食いし秋の空
39 恵方巻コンパスなしでは食べられぬ
40 かまくらと聞いて秋田を思い出し

あと60句!

 

⑫ 五級(続) 


一物仕上げとの区別がまだ曖昧です。 かなり川柳っぽいなと苦笑してます。 

41 泰山木背伸びしてみる紙芝居
42 旅人や俳句を詠みて雪の中
43 栗の花父の好物中華ソバ
44 鯉のぼり畳の上に届かざりけり  
45 おはぎ食べ祖霊を祀り春静か 
46 麦青む昔田畑今マンション
47 大蓮や閻魔大王化粧して
48 妻里帰り一人夕餉山眠る
49 あいみての赤い日傘を忘れかね
50 蜻蛉や今日のことあすに届きかね

 

⑬ 五級(続) 

51 大雪や洗濯引取り思い出し
52 節分や豆を撒くのは青い鬼
53 正月や急に膨れる孫の数
54 蛙にも好きな場所在り代田かな
55 夏隣り朝一番で目礼し
56 睡蓮や空を見上げるカメラマン
57 睡蓮や暫し黙想明日思う
58 立犬の小水飛ばし青嵐
59 子雀の巣立促す親二匹
60 通り雨灯火親しむ火取虫

⑭ 五級(続) 

61 父の日や母の日と一緒の子供達
62 雉鳴くや米国の孫も日本語で
63 風薫り窓より入りぬ夏草や 
64 亀石や七沢の春を彩りて
65 邪魔物が四隅にありて汗が出る
66 軒下に燕飛来し蜘蛛逃げる
67 三味線が響けば明日は雪だろう
68 夏衣纏いて青し山頭火
69 やいと花乙女心をあらわして
70 日記終え順風漫歩感無量

 

 

⑮ 五級(五級最終) 

71 秋風や人工芝の草なびき
72 玄関の軒下覗く燕かな
73 鰯雲築地か豊洲か決めかねて
74 ホームレス俺もなりたや蝸牛
75 峡谷で見上げる世界は青葉のみ
76 緋鯉には涼しく見えし青葉影
77 十薬や集団生活板につき
78 この年は七月二日が半夏生(はんげしよう)
79 白鷺も涼しと羽ばたくちはらぐさ
80 恩師には頭を垂れる釣鐘草

81 百合揺らぎ風の抜け道憶えたり
82 百合の花咲て踊るやカメラ前
83 黒いバラ歌に歌われ生き延びる
84 唐辛子長き槍持ち空を突く
85 枝先に青き蟷螂剪定中
86 蟷螂や御前試合の構えをし
87 夏帽子飛ばして拾う禿げ頭
88 山開きほら貝吹きて法師行き
89 鶏頭やゆかしき色に染まりけり
90 狭山茶やラムネを入れて新製品

91 車座になりて草上句会かな
92 風鈴に息吹きかけし一人かな
93 園児らが本気でかける水鉄砲
94 水中花金魚もともに赤い色
95 春祭り母を求める幼児かな
96 蜂の巣の小さきうちは観察し
97 挿し木して毎日観察子の宿題
98 窓辺には子供ら群がる神田祭
99 星七つ背中に負いる天道虫
100 夕暮れに日除け畳むや今日を終え

一応季語は全句チェックしましたが、他の十二文字との関連が上手く行ったかどうかは疑問です。

写真のタイトル作りに多少の効果を期待して五級を終えます。

次回から稿を改め四級に臨みます。

なんでも別館
Quote…Unquote 1- 15

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俳句事始め 二級

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